主食には「総合栄養食」を
総合栄養食
猫のエサと一口に言っても、大きく分けると4種類に分かれています。
通常は、乾燥タイプのドライフード(通称カリカリ)やウェットタイプの缶詰(猫缶)を与えておけば大丈夫です。
これらは総合栄養食と言って、猫の成長や健康維持に必要とされる栄養素がすべて含まれているしるしです。
キャットフードのラベルには、商品名や成分、原材料、賞味期限に加えキャットフートの目的が記載されていて、その部分に書かれています。
乾燥タイプのドライフードは最も手軽ですが、水分が8~12%と少ないため、水と一緒に与えましょう。
ウェットタイプは、魚や肉類の素材感を残したタイプで、ゼリーやスープ仕立てのものもあります。
いずれも、猫の年齢に合わせたタイプのものが出ており、子猫用のエサやかむ力が衰えた高齢猫用のエサなども売っています。
一般食
猫にとってはおかずのようなもので、その食事だけでは必要な栄養素を満たしておらず、必ず「総合栄養食と併用してお与え下さい」といった記載がされています。
食いつきは良いのですが、一般食だけだと影響が偏ってしまうので、主食にはなりません。
その他の目的食
「おやつ」として補助的に与えるもので、主食には不向き。
しつけやご褒美として、時々上げるくらいが良いでしょう。
「総合栄養食」及び「間食」のいずれにも該当せず、特定の栄養の調整またはカロリーの補給、あるいは嗜好性増進などの目的を満たすペットフードとされています。
療法食
動物病院で診察を受け必要な時に食べるもので、特定の病気予防や治療のための食事です。
健康を維持するものなので、基本的にはバランスよく栄養が含まれています。