水は泌尿器系病気の予防にもなる
猫の先祖は砂漠で暮らしていたので、もともとあまり水を飲まなくても平気です。
しかし、あまり水を飲まない猫は、尿路結石や膀胱炎など泌尿器系の病気になるリスクが高まることが分かっています。
猫の総合栄養食であるドライフード(カリカリ)は、水分が5~10%しかないので、常に新鮮な水を用意していつでも飲めるようにしておく必要があります。
ただ、ウェットフードの方は75~80%水分を含んでいるので、基本的にはドライフードを与え、水をあまり飲まないようならウェットフードも混ぜてみる、というのが良さそうです。
とはいえ、ドライフードばかり好む場合や留守がちでどうしてもドライフードに頼らざるを得ない場合は、次のような工夫をしてみると良いでしょう。
常に新鮮な水を用意する
猫は新鮮な水を好むことが多く、置いたあと時間が経った水はあまり飲みません。
取り換えればすぐ飲むこともありますので、定期的に水を取り替えてみます。
口の広い容器を使う
水を飲むとき、容器にヒゲが触れると飲むのを途中でやめてしまうことがあります。
そのため、水の容器はヒゲが当たらないよう口の表面積の広いものが良いです。
容器の材質にこだわる猫もいるので、陶器、ガラス、ステンレスなど色々試してみましょう。
様々なタイプの水を試す
猫の舌は、水の味や温度に敏感です。
冷たい水や温めた水、浄水器を通した水、市販のペットボトル入りの水など、色々試してみるとお気に入りの水が見つかることがあります。
鶏のゆで汁などで好物の香りを少し付けてみるのも、効果があります。
流水を与える
蛇口から流れる水を飲むのが好きな猫もいるので、水道の蛇口を少しだけ緩めて流水を用意してみるのも良いです。
うちのみゅーみゅーは、この方法で飲むのが好きです。
ペットの飲水用の噴水も市販されています。