高いところへ登るのは狩りの名残
野良猫は、よく塀や屋根の上に上っていることが多いですが、野生では木の上に登って外敵から身を守ったり、休息を取っていました。
これには、木の上に身を隠しながら、鳥が枝にとまるのをまったり、地上に獲物が来るのを見張るという意味もあります。
高いところに上るのは、猫特有の習性の一つで、単独で狩りをしていたことの名残と言われています。
けんかの時も高い方が有利
猫同士のけんかの際には、より高い位置を取った猫の方が優位になることが多く、強い猫は高い場所から見下ろして威嚇し、弱い猫は低いところでさらに体を低くして、最後には寝転がってお腹を見せ興産のポーズを取ったりします。
同じくらいの力の猫同士だと、形勢不利だ田猫が高いところへ移動することで、優劣が逆転するということも起こります。
高いところへ登れるようにする
このように、猫は高い場所が好きなので、上に登ることができるキャットタワーや、高い位置の通路（梁）となるキャットウォークを設置するのも良いでしょう。
自分よりはるかに背の高い飼い主とコミュニケーションをとるために、わざわざ高いところへ登るしぐさを見ることもできます。
キャットタワー
値段は5,000～1万円程度。
高いところへ登れるほか、爪とぎの付いているものも。
やんちゃな猫向けなど、猫の性格に合わせて内容が変わります。
キャットウォーク
5,000～3万円と幅広く、デザインや安全性に凝ったものだと高くなります。
棚から棚など、猫が高いところを歩くための補助になります。
猫が、十分に移動できるスペースを確保してあげましょう。
