耳の形や向きが感情で変化
猫の耳は、ただ音を聞くだけでなく、形や向きを変えることで感情も表現します。
安心しているときの耳は前を向いているのですが、弱気になっていくほど倒れ、危険な状況では耳を守るために、また、なるべく自分を小さく見せるために耳を倒します。
平静時は正面からやや外側
平静時やリラックスしているとき、耳は正面からわずかに外側を向いています。
正面から耳の裏側が少し見える程度で、力の入っていない状態です。
興味のある時は耳をピンと立てる
耳をピンと立ててまっすぐ前に向けているときは、興味のあるものに対し集中して観察しているときです。
正面からは、耳の裏側が見えないくらい、前を向いています。
警戒・怒りは耳が横を向く
耳が横に向いたり後ろに反っていたら、警戒心や怒りがあるときです。
イライラしていることが多く、相手を攻撃する可能性もあります。
上から見るとイカに似ていることから、「イカ耳」と呼ぶこともあります。
あるいは、飛行機の翼のようにも見えることから、「飛行機耳」と言うこともあるようです。
怖いと耳が倒れる
恐怖時は、耳が倒れます。
危険を感じているので、耳を傷つけられないように伏せるのです。
相手に、自分を小さく見せるという意味もあります。