ネコ科の系統分岐
猫の起源では、ミアキスからプセウダエルルス(シェーダエルルス)まで、初期の猫の進化を見てきました。このあとネコ科が登場し、8系統37種に分かれていきます。元々、骨や化石の調査で分類していたのですが、近年のDNA解析技術によりネコ科動物の系統樹が細かいところまで明確になりました。
【猫日記】猫のみゅーみゅーくん 猫のみゅーみゅーくんの毎日を綴っています。好きな食べ物やおもちゃ、病気になって動物病院へ行ったことも。
猫の起源では、ミアキスからプセウダエルルス(シェーダエルルス)まで、初期の猫の進化を見てきました。このあとネコ科が登場し、8系統37種に分かれていきます。元々、骨や化石の調査で分類していたのですが、近年のDNA解析技術によりネコ科動物の系統樹が細かいところまで明確になりました。
猫の起源は、今から約6500万前~4800万年前(暁新世から始新世中期)にかけて生息していた、ミアキス (Miacis) という体長約30㎝ほどの小型肉食獣までさかのぼります。ミアキスは、猫だけでなく犬やアシカなどを含む食肉目の祖先、あるいは祖先に近縁な動物とみられ、イタチやマングース科のフォッサに似ていたとされています。猫や犬、アシカなどの祖先が同じだったとは、驚きですね。